病院内保育所:医療法人浜名会 浜名病院様「ひよこ」
既存保育所の運営委託
自主運営の負担軽減とコストダウンを実現
浜名病院様は静岡県湖西市にある、地域の中核的な総合医療機関。「医療・介護・健診」の三本柱を軸に、12の診療科目を有するケアミックス病院をはじめ、充実した設備の健診センター、介護関連施設(介護老人保健施設「まんさくの里」等)から構成され、220名を超える職員が働いています。浜名病院様では福利厚生の一環として、昭和62年より職員向けの福利厚生施設として病院内保育所「ひよこ」を自主運営されていましたが、行政監査への対応、保育士の採用などの負担は大きく、コストも課題となっていました。そんな矢先、近隣の病院から情報を得たのが、トットメイトの導入事例。そこで、浜名病院様でも「ひよこ」の運営をトットメイトへ委託し、より効率的に質の高い保育サービスが提供できる体制づくりに乗り出されました。
運営の切り替えやフォローも、まかせて安心
トットメイトが同病院様から委託を受けて「ひよこ」の運営を開始したのは平成25年の年明けから。「スタートにあたっては、こちらから注文を付けることは特になかったですね。数多くの実績があるトットメイトさんにすべておまかせしました。」と語るのは庶務課・古橋智さん。それまでの自主運営から委託運営への切り替えもスムーズに進み、より進化した「ひよこ」に生まれ変わりました。「トットメイトさんからは月1回、詳細な報告をいただいており、安心して運営をお任せしています。自主運営していた頃は事あるごとに我々が保育所に出向いて対応していましたが、その必要がなくなったのが一番でした。また、助成金の申請や2年に1度行われる県の立ち入り調査についても、経験豊富なトットメイトさんにサポートしていただけるので心強いです」と、負担軽減を実感されています。
保育所の存在は、採用面接や見学会でも有利
現在の園舎は西病棟の新設と併せて、病院の敷地横に移転リニューアルしたもの。職場のすぐそばにあるため、職員も安心して仕事に打ち込める環境にあり、乳児を預けている職員のなかには休み時間に「ひよこ」へ授乳に来られるというメリットもあります。職員の採用に関してもこうした点が大きなPRポイントになっており、応募者からの問い合わせ時に話題に登ることも多いとか。「病院見学では『ひよこ』の雰囲気も見てもらっていますし、お子様連れで面接にいらっしゃる方には『ひよこ』を託児スペースとして使っていただくこともあります」と古橋さん。優秀な看護師の確保が厳しい昨今、保育所を設け、短時間でも子どもを預けて働ける環境を用意していることは、採用戦略でも大きな効果につながっていると言えます。
子どもの数の増減にも、柔軟な対応が可能に
現在、「ひよこ」を月ぎめで利用されている病院職員は10名。一時お預かりで利用される職員も8名ほどいらっしゃいます。新年度からの利用希望の声も出ているとのことで、業務委託前に比べると、その数は増加の一途をたどっています。「トットメイトさんには普段からしっかりとした保育を通して『ひよこ』のよい雰囲気づくりをしていただいているおかげですね」と古橋さん。「不思議と職員の出産のタイミングが重なって子どもが急増することが多いのですが、逆に成長後はと一気に数が減るという面もあります。こうした利用者の増減についても自主管理をしていた時は対応に苦しんでいましたが、トットメイトさんに運営を委託したことで、利用者の状況に合わせて体制を組んでいただけて非常に助かっています」と、弊社のフレキシブルな対応にご満足いただいているようです。