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味方になる仲間・環境をさがそう

今回はイクメンを目指すうえでの、職場や地域とのつながりを考えてみます。家庭の外にも「頼れる味方」はたくさん。協力的な仲間や子育てのヒントの見つけ方をご紹介しましょう。


職場に味方を増やすには情報共有を大切に

 イクメンが味方につけたい周囲の人々といえば、やはり職場の仲間です。ついつい「みんな忙しそうで、わがままは言えないから」と、育児休暇の申請などを遠慮してしまいがちですが、一人で気苦労を抱え込んでしまってはダメ!まずは日頃から子育て中の子どもがいるという状況をはっきり伝え、周囲の理解が得られるような下地をつくりましょう。
 次に、業務の改善を通して職場の雰囲気を変えていくことも大切です。たとえばチーム内での情報共有はうまくできていますか?業務内容や進行状況を互いに把握しやすくして「担当者しかわからない」という項目を減らすだけでも、いざというとき誰かにバトンタッチできる環境がつくりやすくなります。また、これは育休の問題だけではなく、自分自身やメンバーが病気になった時や家族の介護など、これから起こりうるさまざまな「もしも」の事態にも役立ちます。それぞれの仕事と家庭に理解を持ち信頼関係で結ばれた仲間たちは互いが心強い味方。ビジネスはもちろん、ワークライフバランスの面でもきっといい結果を残せるはずです。

 


イクメン応援情報は身近なお出かけ先に

 子どもとのお出かけはイクメンが楽しく気軽にできる育児参加のひとつ。はりきってテーマパークや動物園、ショッピングモールなど、話題のスポットを行き先に選んでしまうパパも多いかもしれません。もちろんこうしたお出かけも楽しいものですが、もう少し注目してほしいのが子どものための地域の施設です。
 「どこにあるのか、全然知らない」という人は、ぜひ一度ネット検索を。無料もしくは格安の参加費で親子イベントを行っている児童館や子育て支援センター、絵本の読み聞かせイベントなどを行っている図書館…といろいろ見つかるはずです。「こういう場所はママが行くところ」と思っている人も多いかもしれませんが、イクメンブームの波に乗って土日を中心にパパが参加できるイベントを催しているところも増加中。イベントはもちろん子育てに関する相談窓口や、地域のサポート情報を発信しているので利用価値は大です。参加している家族も地元の人々ということもあり、イクメン仲間や頼れる先輩パパに出会えるチャンスも。長い目で見ても、子育てを通した地域の人々との交流は、子どもが成長し学校へ通うようになってからも大きな支えになるはずです。
 とにもかくにもイクメンへの道は一人ではならず。職場、地域、さまざまな人々やサービスを味方につけることが大切です。